花葉会ロゴ

「3.11 被災花卉生産者のための義援金」の贈呈式のご報告

日時: 平成23年12月18日(日) 14:00~
場所: 千葉県松戸市松戸648 千葉大学園芸学部内 100周年記念戸定ヶ丘ホール

御招待した【東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の会】の方々

岩手県被災花き生産者を支援する会会長・佐藤 明さま
宮城県花と緑普及促進協議会事務局・足立陽子さま
福島県花卉生産者復興協議会会長・高玉恵治さま(代表)
(社)茨城県花き園芸協会会長・久家源一さま
千葉県海匝地区等被災花卉生産者を励ます会会長・小澤和英さま

千葉大学園芸学部内100周年記念戸定ヶ丘ホールに【東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の会】の構成員の方々にご参集頂きました。
松原紀嘉花葉会幹事の司会で【3.11.被災花卉生産者のための義援金】の贈呈式が進行しました。



震災で亡くなられた方々へ黙祷をささげました。
宮城県南三陸町戸倉のキク生産者、須藤仁一様が津波で亡くなられました。福島県南相馬市、宮城県岩沼市には御家族がお亡くなりになった生産者がおられます。

花葉会会長の挨拶に続いて・・・
来賓として木庭卓人千葉大学大学院園芸学研究科科長からご挨拶を頂きました。
【岩手県被災花き生産者を支援する会】の佐藤明会長から岩手県の被災状況が報告されました。
【宮城県花と緑普及促進協議会】の事務局を担当されている足立陽子さまから宮城県の被災状況が報告されました。
【福島県花卉生産者復興協議会】の高玉恵治会長から福島県の被災状況が報告されました。
(社)茨城県花き園芸協会の久家源一会長のご挨拶のあと、事務局を担当されている矢島めぐみさまから茨城県の被災状況が報告されました。
【千葉県海匝地区等被災花卉生産者を励ます会】の小澤和英会長から千葉県の被災状況が報告されました。
監査役である田中桃三氏と登坂初夫氏を代表して、田中氏から275件、総額569万1567円の義援金の事務処理及び帳簿等の記載が正確かつ適正に行われていた旨の報告があり、出席者の承認を受けました。
【東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の会】代表である高玉恵治さまに、花葉会会長から義援金の目録が贈呈されました。
皆さまから頂いた義援金の全額に花葉会が補填し【東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の会】にお贈りした金額は1026万円になりました。

出席された方々には、皆さまからの応援メッセージをお渡ししてあります。

これをもって贈呈式は終了です。
渡辺均花葉会副会長から、花葉会基金による「花葉会奨学生」制度の説明がありました。
 この制度は、千葉大学の学生の中から、東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の子弟を対象として奨学金をお贈りするものです。



贈呈式の後、別室で【東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の会】の5県代表によって【3.11.被災花卉生産者のための義援金】の県別配分が議論され・・・ 合意によって下記のように決定されました。
お約束どおり、花卉生産者の生産基盤の被害程度に応じて、大きく傾斜配分されています。

岩手県36万円
宮城県360万円
福島県480万円
茨城県60万円
千葉県90万円
合計1,026万円



配分された義援金は、翌、12月19日(月)に花葉会から5県代表の口座に、それぞれ振り込まれました。
花葉会の仕事はこれをもって、ひと段落ですが、【東北地方太平洋沖地震で被災した花卉生産者の会】の方々には、これから義援金の配分という、大変なお仕事が始まろうとしています。

皆さまから頂いた義援金を、被災した仲間に100%、確実に届けるという大仕事は、こうした多くの方々のご協力なしに成し遂げることはなかったのです。

あまりに大きな災害であったことから、お届けできたのは僅かなものかもしれませんが、あらゆる組織の枠を超えて、一つの産業の仲間として、被災した仲間を応援できたことを幸いに思います。

自由の国の自由な産業・・・花産業を担う者の一人として、ご協力頂いた皆様とともに、この事業の成就を誇りにしたいと思います。

我が花産業よ、永遠なれ。

文責:安藤敏夫

事務局

〒277-0882
千葉県柏市柏の葉6-2-1
千葉大学環境健康フィールド科学センター内 花葉会事務局
電話&FAX:04-7137-8106